劇場のすべての音を操り
心に届く音を響かせる
出演者のマイクの管理はもちろん、SE(サウンドエフェクト・効果音)の選定・操作、スピーカーの調整、ロビーのアナウンスまで、“劇場のすべての音”の管理を行う係です。毎公演前にはマイクの断線チェック、各スピーカーからの音声確認や、公演中に流すアナウンスやSEの確認を実施。公演中は劇場後方にあるミキサー室で、出演者やオーケストラに配分された100本を超えるマイクとスピーカーの調整、お芝居に合わせてのSEの音出し操作を専用機器を使用して行なっています。客席の状況や出演者のコンディションなど、同じ公演内容でも日によって音の響き方は微妙に異なります。そして、音数は増えるほどに“濁る”。シーンごとに「一番届けたい音」がしっかりとお客様に届き、心を響かせられるような音づくりを心がけています。また、公演時間外は音響監督からのオーダーを元に、次の公演で使うSEの選定を行なったり、機器のメンテナンスなどを行ない、以降の公演に備えています。