暗闇のなかを迅速に静かに...
スピーディな舞台転換の要
宝塚歌劇の魅力のひとつ“秒単位のスピーディな舞台転換”を行う係です。転換するのはパネルや引枠(底にキャスターがついた道具)など、人の力で運ぶものから、直径約14.6メートルもある盆(まわり舞台)や吊物(美術バトンに吊り上げたパネル)、大小6つあるセリ、大階段などのダイナミックな舞台機構のコンピューター制御も担当しています。
1公演に関わるのは17名。舞台の両袖に控えて引枠やパネルを持って動かす人が各7名、舞台機構のオペレーター3名で対応しています。お客様が舞台の世界に没頭できるよう、存在感を消し静かに、そしてスピーディに舞台を転換する様子は、まさに裏方のプロフェッショナル。
公演時間外は次の公演の製作や吊り物の吊り込み作業、千秋楽後の撤収作業など、宝塚歌劇ならではの豪華な舞台セットの設営~公演運営を担当しています。