古田 真依子

お客様からの喜びの声で
疲れが一気に吹っ飛びます

#12

事業部 企画営業課
企画営業係古田 真依子

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Chapter 01

宝塚歌劇の華やかな世界に憧れて

「実は、最初に就いた職業は幼稚園の先生でした。宝塚歌劇とは程遠いですよね(笑)。2年ほど働いていたんですが、施設統合等で閉園することになって。その後は子ども向けの写真スタジオで働いていました」。そう笑いながら話すのは、企画営業課の古田さん。現在は宝塚大劇場にある「宝塚歌劇の殿堂」や「宝塚ホテル」での展示、百貨店催事での宝塚歌劇展など、宝塚公演に関わる展示の企画や営業を担当。宝塚歌劇との関わりは2007年まで遡るといいます。  「いとこが宝塚歌劇のファンだったので、連れられて劇場に足を運んでいるうちに、私もハマって。学生の頃から6年くらいずっと通っていました。そんな折、宝塚歌劇の展示施設であるプチミュージアムの求人を見つけたんです。“あの華やかな世界で働けるのか…”とすぐさま応募しました」と当時を振り返ります。店舗運営をしながら、企画展示を考える日々。「幼稚園の先生時代の壁面装飾や、スタジオでの接客経験もあったので、毎日楽しみながら働いていました」と古田さん。

Chapter 02

100周年と「宝塚歌劇の殿堂」の立ち上げ

そして2014年には、宝塚歌劇100周年を記念して、宝塚歌劇の発展に大きな貢献をした100名を紹介する施設「宝塚歌劇の殿堂」を宝塚大劇場内に開館することに。古田さんもオープニングスタッフの一員として準備に参加。宝塚歌劇の歴史書類が集まる「池田文庫」に毎日のように通い、展示内容をまとめていったといいます。また、展示には紹介文や歴史だけでなく、ゆかりの品を展示することに。「すでにお亡くなりになっている方もいらしたので、ご遺族の方々にご連絡して、貴重な品をお預かりするといった経験もしました」と古田さん。100名分の展示内容を進めながら、スタッフの採用活動も同時進行で進めたといいます。 「今思い返すと毎日残業続きで本当に大変でした(笑)。でも、100年続いているって本当に特別で、素晴らしいこと。その記念すべき周年企画の一端を担えるのであれば!と、頑張れました」。

Chapter 03

お客様に喜んでいただきたい

現在は「宝塚歌劇の殿堂」の企画展示をはじめ、「宝塚ホテル」のロビー・客室展示をすべて担当している古田さん。「ずっと大切にしているのは“お客様目線”です。企画者の趣味嗜好ではなく、本当にお客様に喜んでいただけるのはどんな展示なのかを日々考えています」と話します。ファンの方のSNSやブログを日々チェックしたり、現場に話を聞いたりして、お客様がこの作品のどんなところが好きなのか、出演者のどんなところに魅力を感じてらっしゃるのか、生の声を企画に反映しているといいます。「リサーチの中で、“あの展示のここがとてもよかった”とか“写真を撮りすぎてスマホのメモリーがなくなっちゃった”というコメントを見かけると、とても嬉しい!お客様からの声が一番の喜びです」と話します。  企画営業は企画立案だけにとどまらず、展示デザインや写真セレクト、衣裳や小道具の着付・展示など業務範囲はとにかく広い。「なかなか大変ですが、“最初から最後まで関わることができる”のもやりがいの一つ」と古田さん。今後の目標を聞くと、「本拠地の宝塚だけでなく、地方にお住まいの方々にも宝塚歌劇の魅力を伝えていきたい。いつかは展示会で全国ツアーができたら」と語ってくれた。

time schedule

タイム
スケジュール

  • 09:30

    出社・メールチェック

  • 10:00

    展示物のデザイン制作

  • 13:00

    昼休憩

  • 14:00

    展示の打ち合わせ

  • 15:00

    他展示会リサーチ・見学・意見交換等

  • 18:30

    直帰

meaasege

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メッセージ

企画営業課はバックステージを主に担う宝塚舞台のなかでは、とても特殊な仕事です。しかし、公演に関わる展示を通して宝塚歌劇の魅力を広く知っていただける、とてもやりがいのある仕事でもあります。企画を立てるところから携わることができるのも魅力の一つです。

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