湯田 史人

出演者・スタッフ全員が
実力を発揮できるよう
信頼される公演管理課の
一員になりたい

#11

劇場部 公演管理課
公演管理係湯田 史人

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Chapter 01

裏方の仕事に惹かれた学生時代

「公演管理課の仕事は、一言で言うと“外部公演の全体管理”。宝塚歌劇団との調整をはじめ、社内関係者への伝達・調整、公演会場に合わせた図面の作成、スケジュールや輸送管理、ツアーや公演の帯同業務と業務範囲は広く、社内だけでなく外部の専門会社や公演施設との打ち合わせ・調整も担当しています」。そう話すのは2003年入社の湯田さん。約20年照明係に所属し、2022年に公演管理課に異動。現在は外部公演の全体管理を担当している。  「ずっとテレビ局や映画関係の“裏方の仕事”に興味があって。舞台の世界に入ったのは海外で暮らしていた学生のとき。大学にあった劇場でのアルバイトがきっかけです」と当時を振り返ります。最初は製作場の掃除など簡単な作業だったのが、道具の製作や運搬、照明や音響などを手伝うように。「色々手伝ううちに、照明の仕事の面白さにハマったんです。演者が単にピアノを弾くだけのシーンも、少し照明をあてるだけで一気に雰囲気が変わる。同じ空間でも、照明の効果で色々な魅せ方ができることに面白さを感じました」。

Chapter 02

勤続20年で心機一転、新たな挑戦へ

就職活動でも舞台関係の会社を探したという湯田さん。「宝塚舞台には照明はもちろん、音響も製作の係もある。どれか一つでも引っかかってくれたらいいな…と試験を受けました(笑)。」その後、念願叶って照明の担当に配属された湯田さん。当時は電飾係も兼務だったため、最初は慣れない電気を扱う作業に苦労したものの、プランナーからの要望を形にしていく過程はもちろん、実際にその照明が公演で輝くところを見られて、とてもやりがいがあったといいます。  そして勤続20年目で公演管理課へ異動に。「照明の仕事は20年やり切ったので心機一転頑張ろう!という気持ちでした。ただ、照明として全国ツアーや特別公演に参加することはあったのですが、自分の仕事に集中していたこともあり、公演管理課はもちろん、他の係がどう動いていたかまでは見てなくて…。異動して初めて知ることも多く、最初は全体を把握するのに苦労しました」と異動当時を振り返ります。

Chapter 03

みんながトラブルなく円滑に動けるように

「仕事をする上で大切にしているのは“バランス”」と湯田さん。外部公演や全国ツアーの全体管理として関わるのは、宝塚歌劇団はもちろん、社内の各係、搬送トラックの会社、宿泊するホテルやお弁当屋さんまで。一つの公演を行うためには、たくさんの人たちの力が必要だ。どこかを優先すると、どこかに無理が生まれる。みんなが気持ちよく、そして円滑に動けるように。企画の段階から、公演準備、公演中、撤収、そして荷物を乗せたトラックが倉庫に戻ってくるまで気が抜けないといいます。  「全国ツアーだと公演帯同は約1ヶ月間、公演会場は10箇所ほどを回ることもあるため、大きなトラブルもなく、出演者・スタッフ共に何事もなく帰ってこられたときは、嬉しいというよりもホッとしますね(笑)」と湯田さん。今後の目標について尋ねると「まだ3年目、もっとみんなが円滑に動けて実力を発揮できるように、自分に足りていないところを強化していきたい。社内外問わず信頼される公演管理課の一員になりたいです」。そう話してくれた。

time schedule

タイム
スケジュール

<全国ツアー公演帯同の一例>

  • 08:00

    スタッフのホテルから会場への移動をアテンド完了後、会場へ移動

  • 08:30

    会場入り、搬入作業の全体管理
    各係の仕込み作業の全体管理、出演者用楽屋準備
    お弁当受け取り・配布
    適宜休憩

  • 13:30

    楽屋にて待機(適宜出演者・スタッフのサポート)

  • 21:00

    公演終了後、搬出作業の全体管理

  • 22:30

    退館、次会場付近の宿泊ホテルへ移動

meaasege

求職中の方に
メッセージ

公演管理課は現場を経験してから配属されることの多い課ですが、必ず現場経験が必要なわけではありません。社内外関わらず色々な方々と調整する業務が多いので、一番大切なのはコミュニケーション能力と人当たりの良さ。相手の立場に立って気配りできる方が活躍できると思います。

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