舞台づくりを始めて
106年

1914年(大正3年)、小さな温泉地にすぎない終着駅「宝塚」まで鉄道旅客を引っ張ってくるために、屋内プールを改造した劇場で、少女ばかりの「宝塚歌劇」はスタートしました。 そして、当社の先人達が山あり谷ありの激動の時代をくぐり抜けながらその舞台をつくり続けて、今年で106年目を迎えました。

世界のお客様に
「夢と感動」を

その間、私たちを取り巻く環境は大きく変わりました。
世界中の情報が瞬時にインターネットでつながるグローバルな時代となり、訪日外国人が3千万人を超えるまでになりました。
そうした状況の中、魅力ある日本の文化、特にライブ・エンタテインメントに対する注目度はますます高まってきています。
今、私たちに求められているミッションは鉄道の旅客誘致ではなく、世界のお客様に「夢と感動」を与えることに進化したのです。

「最高の舞台」をめざして次の100年へ

宝塚舞台がそれを実現するためには、これまで以上に仕事のクオリティにこだわっていかなければなりません。私たちの目標はお客様に喜ばれる「最高の舞台」をつくることです。
しかし、華やかな舞台の裏を支える仕事は決してなまやさしいものではありません。創意工夫や新しい試みへの挑戦はもちろんですが、何よりも安全確実に公演を運営する地道な努力が必要です。
私たちは、「宝塚歌劇」で培ってきたノウハウを生かしながら一歩一歩ではありますが、次の100年へ向かって日本が誇る舞台芸術を世界に発信していきたいと思います。
どうか皆様のご支援を賜りたくお願い申し上げます。